埋葬された“古代の火”

町の人が誰も足を踏み入れないひっそりとした場所に、
リゾート開発の計画が持ち上がった。
計画地の地質調査をしていると、思いがけないものが見つかった。

「نخنخاشنهنثرررشزشسغخيثيش. فشفههففثاشهنثرشه.」

巨大な石に、うっすらと古代文字のような線が見える。
その近くには、こんな石版もあった。


飛行機のプロペラのようなものから矢印が伸びている。
その先には、頭がい骨と走る人の姿がある。
色あせた赤い三角形の上に、黒く描かれている。
絵の意味するところはよく分からないが、どこか不気味な印象を抱かせる。

このニュースはすぐに街中に広まった。
「リゾート計画地で古代遺跡発見か!?」

好奇心旺盛な考古学者たちは、
「古代人の生活が分かるかもしれない。掘り起こしてみよう」と興味津々。

一方で、町に伝わる伝説を語る老婆が現れた。

「地中奥深くに“古代の火”が埋葬されている。
目覚めさせてはならない」