概要
市街地から公共交通で東に約15分。現在は国際旅客航路の埠頭と100基の石油・ガスタンクが並ぶ。石油・ガス基地を全て郊外に移して跡地を再開発する事業が、2008年に始まった。2030年に完成する。開発される面積は236ha。新築する住宅は10000戸で、商業地域は60万平方メートル。30000人の雇用創出を目標に掲げている。「Royal Seaport」の開発プロジェクトは、クリントン環境イニシアチブと米国グリーン・ビルディング・カウンシルが共同で支援する、世界18の「経済と環境を両立させる都市開発プロジェクト」の一つに選ばれている。目標
1年あたりのエネルギー消費量の目標値は55kW/m2。二酸化炭素排出量を2020年までに、1人あたり1.5トンまで減らす。
(現在のスウェーデン平均の3分の1)
化石燃料使用量を2030年までにゼロにする。
開発エリア
①ヨートハーゲン ②ヴァッタハムネン ③フリーハムネン/ローウッデンの3地区に分けられる。石油タンクが並ぶヨートハーゲンとローウッデンの地区が住宅地域になり、最初の住宅はヨートハーゲン北部に建てられる。2011年4月に着工し、2012年から入居が始まる。1年で500戸のペースで住宅が建てられ、2025年に1万戸に達する予定。ヴァッタハムネンとフリーハムネンの一部の港湾の周囲は、すでに企業が集中する商業地域として発展している。再開発によりさらに多くの企業の本社、本部機能を誘致する。
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