やりたいこと

▼エネルギーについて詳しくなりたい
 →●

▼英語を話せるようになりたい
 →アメリカ口語教本を再開したい

▼コーヒーを入れたい
 →KONO式を調べたい

▼リトルプレスを糸で編みたい
 →事実のみで判断は読者に委ねる、デザインに優れたエネルギーの本

▼切り絵で科学を伝えたい
 →素材のテクスチャを集めたい

▼映像で科学を伝えたい
 →●

▼ブログを書きたい
 →超電導の磁力線を見る

将来のビジョン

この3日間で、10年間のビジョンが明確に抽出された。

【18〜25】(Science, Design, Festival)
 東北大学で物理を学ぶ。
 科学についての知識を吸収。
 デザインは独学。
 ざっくばらんで祭りをつくる

【25〜30】(Writing, Jounalism, Energy)
 中日新聞社の記者。
 書く技術、ジャーナリズムを学ぶ。
 エネルギーに興味。
 東日本大震災で東北を取材。

【30〜35】(Workshop, 場をつくる, Dialogue)
 日本科学未来館・科学コミュニケーター。
 場のつくり方、対話、人とのつながり、
 科学の知識などを蓄える。

【35〜45】(Mix)
 プロジェクト「宙と海」を始動。
 自分で場をつくる。
 Workshop, Cafe, Publication, Internetの4本柱。

【45】(Launch)
 自分の場(自給自足の小屋)をつくる。
 土間に茶室など、自分で設計した場をつくる。

エネルギーWS

コンセプト

高校生が、
エネルギーの価値基準の視野を広げ、
その優先順位をつけて、
将来どんな社会になってほしいか未来像を描けるようになる。

ターゲット:高校生(科学部)40人

プログラム

①場を温める
【問い】(幅広いことからエネルギーの問いに近づける)
【ワーク】共通点を探して集合
【場】全員が自由に入り乱れる

②価値基準の視野を広げる
【問い】30年後も原発は必要だと思いますか?
【ワーク】ロールプレイ・カード・ワールドカフェ
【場】8人×5グループ・円形でテーブルを囲む

 机に模造紙を広げて、落書きしながら、
 それぞれの立場で意見を言い合う。

 ロールプレイの役割は、
 電力会社社員、市役所職員、経済団体の役員
 立地自治体の漁師、立地自治体の子を持つ母親、子ども
 環境NPO職員、都会の住人

③価値基準の優先順位をつける
【問い】30年後、どんな社会に住みたいですか?
【ワーク】タイムマシン・未来の新聞づくり・キャッチコピー
【場】8人×5グループ・円形でテーブルを囲む

 タイムマシンとは、未来(N年後)にどうなっていたいかを想像。
 そうなるためには、N/2年後にどうなっていればよいかを話し合う。

 優先順位を付けた社会がどんなものか、
 キャッチコピーをつけて一言で表す。「・・・社会」

④意見を共有する
【問い】他のグループの意見をどう思いますか?
【ワーク】ワールドカフェ(コメントをふせんで残す)
【場】リーダーを残して、それ以外は回遊

⑤個人で振り返る
【問い】あなたはどんな社会に住みたいですか?
    WSで何を感じましたか?
    あたらに浮かんだ問いはありますか?
【ワーク】振り返りシート・沈黙
【場】1人で自分と向き合う

価値基準って例えば・・・

【経済】
 電気代が上がったら、物価が上がり、消費が落ち込み、雇用が減る

【地球温暖化】
 CO2が増えたら、気候変動し、さまざまな悪影響を及ぼす

【自給率】
 日本はエネルギー自給率が低い。安定して供給されないときもある

【資源の枯渇】
 化石燃料はいつかなくなる

【自己リスク】
 原発は自己リスクが高い。故郷に住めなくなるかも

【廃棄物】
 核廃棄物は出続ける。処理方法は決まっていない

【リスク分配】
 地方にリスクを押し付けて良いのか

【ライフスタイル】
 そもそもこんないエネルギー必要なの?




どんな場をつくりたいのか?



「みんなで、楽しく、夢中に、体験する」
 そういうをつくりたい。

楽しく

楽しさの中に学びがある。
優先順位は1番

体験する

環境に働きかけることで、知識を自らつくりだす。
「つくる」「試行錯誤する」

みんなで

他者の存在が自分の可能性を広げる。憧れに近づく。

夢中に

教えることが目的ではない。ただその活動がやりたい。
「没頭する」



「動的」な場と「静的」な場

「ワークの場」(動的)土間
「カフェの場」(静的)茶室

 ワークはにぎやかに発散する場所。
 カフェは静かに自分と向き合う場所。










Playful Learning


▼楽しさ

「楽しさ」の中にこそ「学び」がある。


▼つくる

「知識は教えられるもの」(受動的)
「知識は構成されるもの」(能動的)ピアジェ

「人は働きかけることで学ぶ」(ピアジェ)
「人はものをつくりあげることで学ぶ」(パパート)

知識は与えられるものではない。
知識は自ら環境に働きかけつくりだすものである

「アイデアは獲得するものではない。つくるものである」パパート
「Children don't get ideas, they make ideas.」

▼他者

学習には「他者」が必要である


他者の存在が自分の可能性を広げていく。

<発達の最近接領域>
「個人が独力でできること」と
「他者の助けを借りればできること」の間

▼夢中になる

WSの目的は教えることではない。ただ活動をやりたいのだ。

基礎から始めるのではなく、
「楽しさ」を知った後で、必要な技術を学ぶ。

いきなり「舞台」に挑戦する。

「今よりも背伸びした自分」を perform し、
「将来の自分」をつくりあげる。

「教えない教室」=「楽しさの中で学ぶ場」






ワークショップデザイン

① Consept

どんな人に (Who
 どんな価値をWhat?
 何のために (Why?
 提供すWSなのか

【目的】
 何を実現したいのか?
 何を生み出したいのか?
 何を持ち帰ってもらいたいのか?

② Style(型)

▼起承転結型
 起:関係性を高める
 承:資源を引き出す
 転:相互作用を引き出す
 結:成果を分かち合う

③ Program

Opening
 ↓
Work1 <Activity Theme 場>
Work2
 ・
 ・
 ↓
Closing

【Workの狙い】
 ①成果 :何をOutputするのか?
 ②関係性:参加者の関係性をどうしたいのか?
 (名詞+動詞+程度)(アイデアを出す。100個まで)

④ Activity

①場を温める
  アイスブレイク

②資源を引き出す
 テーマに対する体験や思いを引き出す

③話し合う
 ・考えを広げる(ブレスト)
 ・考えを深める(対話)
 ・対立を生み出して考える

④つくりあげる
 収束 意見やアイデアを集約する。

⑤分かち合う
 共有 気づきを深める。次の活動につなげる。

⑤ Theme(問い)

「問い」はWSの思考の質や成果を決めるので重要。
「Theme(問い)」は質問文で表現する。

問いはWorkの狙いと合わせる。

【Programは問いを並べたもの】
「答えやすい問い」から「深く考える問い」へ。

事実・経験 「どんなことがありましたか?」
  ↓
感想・感情 「どう感じましたか?」
  ↓
思考・考察 「なぜそう感じたのでしょうか?」
  ↓
 価値観  「何が学べますか?」

⑥ 場

▼グループサイズ
 1人  :自分の感情と深く向き合う。
 4〜6人:多様な意見。新しいアイデアや気付きを生み出す。
 全員  :共有する。振り返る。

▼レイアウト

▼掲示
 議論の「見える化」

▼五感に訴える演出
 音楽など