エネルギーWS

コンセプト

高校生が、
エネルギーの価値基準の視野を広げ、
その優先順位をつけて、
将来どんな社会になってほしいか未来像を描けるようになる。

ターゲット:高校生(科学部)40人

プログラム

①場を温める
【問い】(幅広いことからエネルギーの問いに近づける)
【ワーク】共通点を探して集合
【場】全員が自由に入り乱れる

②価値基準の視野を広げる
【問い】30年後も原発は必要だと思いますか?
【ワーク】ロールプレイ・カード・ワールドカフェ
【場】8人×5グループ・円形でテーブルを囲む

 机に模造紙を広げて、落書きしながら、
 それぞれの立場で意見を言い合う。

 ロールプレイの役割は、
 電力会社社員、市役所職員、経済団体の役員
 立地自治体の漁師、立地自治体の子を持つ母親、子ども
 環境NPO職員、都会の住人

③価値基準の優先順位をつける
【問い】30年後、どんな社会に住みたいですか?
【ワーク】タイムマシン・未来の新聞づくり・キャッチコピー
【場】8人×5グループ・円形でテーブルを囲む

 タイムマシンとは、未来(N年後)にどうなっていたいかを想像。
 そうなるためには、N/2年後にどうなっていればよいかを話し合う。

 優先順位を付けた社会がどんなものか、
 キャッチコピーをつけて一言で表す。「・・・社会」

④意見を共有する
【問い】他のグループの意見をどう思いますか?
【ワーク】ワールドカフェ(コメントをふせんで残す)
【場】リーダーを残して、それ以外は回遊

⑤個人で振り返る
【問い】あなたはどんな社会に住みたいですか?
    WSで何を感じましたか?
    あたらに浮かんだ問いはありますか?
【ワーク】振り返りシート・沈黙
【場】1人で自分と向き合う

価値基準って例えば・・・

【経済】
 電気代が上がったら、物価が上がり、消費が落ち込み、雇用が減る

【地球温暖化】
 CO2が増えたら、気候変動し、さまざまな悪影響を及ぼす

【自給率】
 日本はエネルギー自給率が低い。安定して供給されないときもある

【資源の枯渇】
 化石燃料はいつかなくなる

【自己リスク】
 原発は自己リスクが高い。故郷に住めなくなるかも

【廃棄物】
 核廃棄物は出続ける。処理方法は決まっていない

【リスク分配】
 地方にリスクを押し付けて良いのか

【ライフスタイル】
 そもそもこんないエネルギー必要なの?