地球のほかにも生命はいるの?


あたりを見回してみてください。どんな生き物がいますか? お父さんやお母さん、犬や猫などがいるかもしれません。地球には、人間や鳥、魚、植物など数100万種類もの生命であふれかえっています。

地球のほかの星にも生き物はいるのでしょうか?

まず身近な太陽を回っている惑星はどうでしょうか? 生命が誕生するためには液体の水が必要だと考えられています。地球のとなりにある火星の地下には、液体の水があるかもしれず、生命の探索が進んでいます。しかし、残念ながらまだ見つかっていません。

でも、あきらめるのはまだ早いです! 夜空を見上げてみてください。宇宙には数えきれないほどの星があります。しかも、見えているのは太陽のように自分で光っている星だけ。暗闇の中にも、光を放たず見えていない星もたくさんあるんです。このように、明るい星の周りを回る暗い星を、太陽系の外の惑星なので「系外惑星」と呼びます。

【図:ハビタブルゾーン】

宇宙には、生命が誕生しやすい場所があります。それは、液体の水が存在できるほど、太陽のような熱い星からちょうど良く離れた場所です。例えば、地球よりも太陽に近い金星の平均気温は約450℃。水は蒸発してしまいます。また地球よりも太陽から遠い火星の平均気温は−60℃ほど。水は凍ってしまいます。地球は太陽から近くもなく遠くもなく、水が液体でいられる「ちょうど良い場所」にあるのです。

となると・・・「ちょうど良い場所」にある「系外惑星」を探したくなりますよね。探しました。そして、ついに見つけました! その星のひとつが「ケプラー186f」。水があるかもしれず、大きさは地球と同じくらい。最初の絵のような星だと考えられています。

広い宇宙には、このような地球によく似た星がたくさんあると考えられています。そこには生命がいるのでしょうか? 人間のような知的生命体である「宇宙人」はいるのでしょうか? 妄想は膨らみますね!