大学生からの「取材学」



 落語でいう「まくら」があった方が、かえって情報はたくさん入る。
話のまくらには間口の広い話によって相手を引き込む役割がある。
特別な演出は相手に緊張感を与えてしまうが、普通の話題は開放感をもたらす。
自分の見方で相手を見るのではなく、まず相手を肯定し言葉が発せられるのを待つ。
型にはまった結論めいたものを引き出すことを目的としない方がいい。
相手の気持ちに添うとは、ピリオドを打たないこと。