海のエコラベル「MSC認証」は、海の環境を保全しながら、天然の海産物の持続的な利用を実現する海産物製品を認証する仕組み。MSCはMarine Stewardship Council(海洋管理協議会)の略。1997年にWWF (世界自然保護基金)と英蘭系ユニリーバが立ち上げ、その後独立してNPOになった。09年2月現在で、認証製品は約1000品目。持続可能な漁業を認証し①資源を枯渇させない②海の生態系や多様性を維持する③法律を遵守するという3原則を定めている。
京都府機船底引き網漁業連合会は国内漁業者として初めてMSC漁業認証を申請。08年9月にズワイガニとアカガレイで漁で認証を取得した。700万円の認証費用の半分を京都府が助成した。
東京・築地市場の亀和商店は約100万円を投資し、MSCのCoC認証(認証品を分別管理できることを保証したもの)を取得。 MSCのロゴマークの年間使用量や売り上げの0.1%を事務局に払い続けている。それでも「顧客へのセールストークになる」と期待している。
米アラスカ州政府は州内での商業サーモン漁全体に対してMSC認証を取得している。
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